Friday, November 12, 2010

TAIKOnnection再び

お前、論文、書いているんじゃねぇのか!という、各方面からの叱責を覚悟だが、ダラスに演奏旅行に行く。ダラスでは、プロの和太鼓奏者で兄弟弟子・片岡亮太と合流。来年、コロンビア大学へ一年留学する彼は、現在、その準備運動として、NYCに来ている。当初、マンハッタンでの再会を予定していたが、今回の仕事の依頼が入り、じゃあ、「ダラスでてぇこを打って飲むべ」という計画となった。

私・嫁・亮太の三人構成となる。TAIKOnnectionのオリジナルメンバー三人が集まり何をやるのかというと、ダラスで開かれるヘアケアショーで、資生堂の米子会社Zotosのプレゼンのオープニングアクトである。なんと言うヘアケアショーかも知らされていないのだが、全米規模の最も大きいショーの一つというのだから、面白そうだ。

ことの始まりは、私の本拠地、Geneva・NYに工場を構えるZotosが、工場のゼロエミッション化の為に風力発電のための巨大な風車を導入する運動であった。地域住民とのすったもんだがありながらも、ようやく建設の許可がおり、今年の八月に着工式もかねて、会社向けにゼロエミッション化へのビジョンを発表するプレゼンテーションを地元のオペラハウスで行った。ちょうど一年前に、前述の亮太とともに太鼓のコンサートを件のオペラハウスで成功(!)させていた私たちに、お声がかかり太鼓を打つことに。これが、また、大受けして、「年末に資生堂の役員たちが視察に来るので、同じパフォーマンスを頼む」と言うオファーを頂いていた。そうこうしているうちに、「ダラスに行かないか?」という話が舞い込んできた。「日程からすれば、ちょうど亮太もいることですし、彼をダラスに飛ばせるならやりましょうか?」ということに。手持ちの太鼓は全て、現地のホテルへFedEx済み。明日は、バチと衣装を持って、飛ぶだけ。



断っておきますが、僕は、プロの太鼓打ちではありません。太鼓に関して人一倍強いこだわりは持っていますが、アマチュア中のアマチュアです。様々な演奏の機会を頂けることには、心から感謝しています。謝礼の有無を問わず、車で片道2時間かかるところであろうとも、できる限り演奏の依頼はお受けします。一人でも多くの人に”舞台にのらない、人の中で生きている”太鼓を聞いてほしいのです。舞台にあげて、新しい芸術を発表するのはプロの責任です。アマチュアは、呼吸と同じように楽しむ芸術を辻説法で伝えていけば良いのです。一緒に楽しんで、つながる。それが、TAIKOnnectionの目指すところです。ダラス、楽しんできます。

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